まんがタイムきらら Advent Calendar 2021 12/7

急遽の参加！！


今回はタイトルの通り「まんがタイムきらら Advent Calender 2021」に参加させていただきました。
昨日参加表明して、今ネタを集めて書いているので、雑な部分はどうぞ温かい目で見てやってください。


さて、2021年11月3日～23日の間に名古屋で開催されました「まんがタイムきらら展」。
私は東京と大阪には参加させてもらいましたが、昨年の新潟、今回の名古屋は残念ながら不参加となりました。
過去作から最新作まで「まんがタイムきらら」を網羅した展示会であり、どの世代にも楽しいものになっています。

しかし…過去作の作者さんは現在ではきららで描いていない、もっと言えば芳文社で描いてない方も多いです。
「この作者の絵柄、好きだなぁ…」と思っても、現在何を描いてるか…知らないことも多いのではないでしょうか？

なので今回は、「まんがタイムきらら展」参加作者の現在の作品をまとめ、また私の好きな作品には感想を書いていきたいと思います。
ただ、参加94作品全てを調べて書くのは長くなりますので、下記条件にあてはまる作者に厳選させていただきます。

・まんがタイムきらら(他芳文社系列を含む)での最終巻発売後に、他社より1巻の単行本が発売、または発売予定の作品がある作者。
・最新の単行本(ジャンルがコミックに分類されるもの)が5年以内の作者。
・原作担当やアンソロジー参加したものは除外する。

上記に加えて、紹介する作品は現在から最も発売日の近いものになります。ご了承くださいませ。
厳選した結果、26人の作者の作品を紹介させていただきます。それでは、一覧をどうぞ。



【現在の作品一覧】(敬称略)
① 帝立第13軍学校歩兵科異常アリ!?／石田あきら → Fate/Apocrypha（角川書店）
② かなめも／石見翔子 → 無職転生～ロキシーだって本気です～（メディアファクトリー）
③ 一年生になっちゃったら／大井昌和 → ヒーローガール×ヒーラーボーイ～TOUCH or DEATH～（小学館）
④ アットホーム・ロマンス／風華チルヲ → 最強の黒騎士、戦闘メイドに転職しました（幻冬舎）
⑤ 天然女子高物語／門井亜矢
　　→ 鬼一族の若夫婦～借金のカタとして嫁いで来たはずの嫁がやけに積極的で、僕はとっても困っている～（幻冬舎）
⑥ アキタランド・ゴシック／器械 → 仮免サンタのサンディさん（竹書房）
⑦ チェリーブロッサム！／茶菓山しん太 → 柚子川さんは、察して欲しい。（集英社）
⑧ うぃずりず／里好 → 踏切時間（双葉社）
⑨ 落花流水／真田一輝 → ワインガールズ（マイクロマガジン社）
⑩ 看板娘はさしおさえ／鈴城芹
　　→ 電撃4コマ コレクション CLUBゲーム倶楽部（アスキー・メディアワークス）
⑪ はるみねーしょん／大沖 → 小学生 半沢直樹くん（講談社）
⑫ バラエティも～にん／竹本泉 → 部屋裏のバイテン（双葉社）
⑬ 桜Trick／タチ → 真面目ガールと青春ランジェリー（アスキー・メディアワークス）
⑭ 境界線上のリンボ／鳥取砂丘 → 世界は終わっても生きるって楽しい（オーバーラップ）
⑮ HR～ほーむ・るーむ～／長月みそか
　　→ 限界超えの天賦は、転生者にしか扱えない -オーバーリミット・スキルホルダー-（アスキー・メディアワークス）
⑯ 火星ロボ大決戦！／なかま亜咲 → 鉄機のダン（エンターブレイン）
⑰ はるかなレシーブ／如意自在 → シルバーポールフラワーズ（講談社）
⑱ 最後の制服／袴田めら → ゆるふわと情熱のあいだ（ぶんか社）
⑲ 平成生まれ／ハトポポコ
　　→ パンクティーンエイジガールデスロックンロールヘブン（竹書房）
⑳ Good night! Angel／柊ゆたか → 新米姉妹のふたりごはん（アスキー・メディアワークス）
㉑ アクアリウム／博 → 明日ちゃんのセーラー服（集英社）
㉒ ドージンワーク／ヒロユキ → カノジョも彼女（講談社）
㉓ 空の下屋根の中／双見酔 → ダンジョンの中のひと（双葉社）
㉔ R18！／ぷらぱ → ナナの裏ドル活動（少年画報社）
㉕ S線上のテナ／岬下部せすな → 転生幼女はあきらめない（マッグガーデン）
㉖ なでしこドレミソラ／みやびあきの → 珈琲をしづかに（講談社）


【感想】
① 帝立第13軍学校歩兵科異常アリ!?／石田あきら → Fate/Apocrypha（角川書店）

カッコいいイラストが特徴の石田あきら先生。
きらら作品としては珍しくカッコ良さが前面に出ている作風なのがきらら展のイラストからも見てとれました。
芳文社での連載後は『CANAAN』(芳文社連載中の作品)や『まおゆう魔王勇者「この我のものとなれ、勇者よ」「断る！」』とコミカライズをメインに活躍しています。
私は『まおゆう魔王勇者』を愛読していましたが、女の子の可愛さと屈強な男や怪物のイラストが混ざり合い、非常に読んでいて楽しい作品になっていました。18巻完結と巻数は多いですが、是非そのイラストを一見してほしいものです。


⑳ Good night! Angel／柊ゆたか → 新米姉妹のふたりごはん（アスキー・メディアワークス）

細身の身体が魅力的な柊ゆたか先生。
きららではアクションの多い作品を連載しており、黒を基調にしたきらら展のイラストが似合う作品でした。
現在はテレビドラマ化もした『新米姉妹のふたりごはん』を連載中ですが、こちらは明るく、ほんわかとした雰囲気の作品になっています。
毎巻読み進めるたびに、心が温かい気持ちになり、自然に笑顔が出てしまいます。
もちろん、美味しそうなご飯のイラストも魅力です。グルメ漫画好きじゃない人でも人間模様を楽しめるので、是非一読してもらいたいです。


㉓ 空の下屋根の中／双見酔 → ダンジョンの中のひと（双葉社）

柔らかいタッチとは裏腹に、少しダークな笑いが多い双見酔先生。
ニートを題材にした『空の下屋根の中』では、日常を描きながらもそのダークな面に惹き寄せられました。
その後、他社で連載した『魔法少女なんてもういいですから。』はテレビアニメ化もされました。最終巻では見事なタイトル回収もあり、全3巻ながらも満足度が高い作品になっています。
現在では『ダンジョンの中のひと』という、RPGの裏側を描いた作品を連載しています。独特な着眼点と展開に、一度ハマったら抜け出せない魅力があります。12月に2巻が発売予定となっています。
どちらの作品も巻数があまり多くないため、集めやすい作品です。是非とも双見酔ワールドに飛び込んでみてほしいです。


㉖ なでしこドレミソラ／みやびあきの → 珈琲をしづかに（講談社）

ギャル×和楽器という題材を雅やかな背景を活かして描いたみやびあきの先生。
作画は素晴らしさはもちろんのこと、成長していくキャラたちへの想い入れが巻数が進むごとに強くなっていきます。和楽器を知らない人でも楽しめる、青春漫画として非常に上質な作品です。
その前に連載していた『はぢがーる』では初めての恋を、『おにまん』では少しファンタジーのある日常ものを描いていました。さまざまな題材をどれも高いレベルで描かれており、どの作品を読んでも満足できることでしょう。
先日完結した『珈琲をしづかに』では高校生男子と大人の女性の恋愛を描いており、それもまた非常に上質なものになっています。
和服美女×喫茶店の魅力だけにとどまらず、読んでいくことでより深みにハマっていってしまいます。
12月には完結巻である5巻が発売予定です。全5巻と手軽に読めるのに、とても満足度の高い作品になっていますので、是非足を踏み入れてほしいものです。




バッと書かせていただきましたが、いかがでしたか？
芳文社を離れて第一線で活躍している方、全く違うジャンルの作品を描いている方、他にも同人で活躍している方もいらっしゃいます。
今回は条件を絞って記事を書かせていただいたので、扱い切れない部分もありましたが、これを見てきららも、それ以外の作品も楽しむ機会になってもらえれば幸いです。
いつか機会がありましたら「きらら作家の前作品」とかも扱ってみたいです。いつになるかは分かりませんが。

さて、今回は以上です。ありがとうございました。